ジャンル:ファンタジー
舞台:江戸時代風の世界
主人公の名前:与一
年齢:12歳
性別:男

プロット:
厳格な両親に育てられた与一は、虐待されているところを岡っ引きの平八に保護された。
平八の下で岡っ引きの仕事を手伝いながら伸び伸びと暮らす与一。
ある日与一は捨てられた赤子を見つける。
赤子の親を探し当てると、その親は与一の両親と同じように子供を虐待していたことがわかる。
赤子の親は自分自身から子供を守るために、赤子を捨てたのだった。
与一はそれぞれの愛情の形があることを知り、自分の両親も事情があったのかもしれないと思う。

ログライン01:
虐待されて育った子供が、捨て子の親探しを通して親の事情を理解していく話。

主人公について:
与一。12歳の男の子。
大工の父親とお針子の母親に育てられる。
虐待されていたため、12歳にしては発育が遅くて、左の小指が曲がって動かない。

主人公の抱えている問題:
主人公は両親からの愛情が欠けている状態にある。

主人公の現在:
全く成功していない。(-)

ログライン02:
主人公は親の愛情を感じられない状態で、愛情を得る方法を求めているが、最後に不器用な親の愛情を知る。

現在に影響を与えた過去:
しつけと称して折檻をしょっちゅう受けていたが、ある時父親の大事な大工道具を落として壊してしまい、怒った父親にひどく殴られて左手を踏みつけられる。
偶然通りかかった岡っ引きの平八に保護され医者に診てもらったが、左手の小指は二度と動かすことができなくなっていた。

主人公が欠けているものを手に入れるためにこなさなければいけない課題・ミッション・クエスト:
捨て子を拾い、親を探すことで「親」の心情を知っていく。

具体的な課題を主人公が達成するかどうか:
親は見つかるが、捨てた子供を引き取るのを拒否される。

その結果、内的に得られるもの・失うもの:
親の愛情と葛藤を理解し始める。

主人公の目的を妨害する中心的キャラクター:
主人公自身。

主人公と敵対者の価値観や考え方の違い:
親も人間であって様々な考え方や接し方、事情があると理解している自分と、親は子供を愛し慈しむべきだという固定概念。

主人公の目的達成を助けるキャラクター:
岡っ引きの平八。

主人公を助ける中心的キャラクターが主人公を助ける理由:
岡っ引きとして保護した子供を真っ当に成長させるため。

主人公を庇護したり成功するための力・アイテム・アイディア・知恵を与えてくれるキャラクター:
岡っ引きの平八。

主人公が贈与者から援助を受ける理由:
平八が自分の後継者として与一を考えているため。

主人公が日常生活を生きている場所・環境:
江戸時代に似た妖が跋扈している世界。
岡っ引きの平八に引き取られてから、平八親分の手伝いをしながら生きている。
生きることに精一杯だが、時々動かない小指に苛々とすることがある。

その日常に危機が迫っていると予感させる出来事:
疲れたような女性が泣き止まない赤ん坊をあやしているところを与一が見かける。
その女性はヒステリックに怒ってみたり猫なで声を出してみたりしている。

その日常は具体的にどのように脅かされるか:
長屋の差配から捨て子を保護したと使いが来る。

主人公に行動を起こさせるきっかけとなる使者・依頼者:
長屋の差配。

主人公が行動を起こすためのためらいや、誰かからの制止:
平八から探るように言われるが、子供の自分には無理じゃないかと辞退する。

主人公の行動に対してのタブー:
怖くて(壊してしまいそうで)捨てられた赤ん坊を抱きあげることができない。

主人公が到達する日常と最も離れた場所:
捨て子の傍。

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